【歌詞の意味】あいみょん「愛を知るまでは」のここがすごい!あいみょんが語る夢物語 「愛」に込められた意味とは?

歌詞の意味

こんにちは!

今日は、あいみょんの「愛を知るまでは」を徹底考察していきます!「愛を知るまでは」と言えば、ドラマ「コントが始まる」の主題歌にも起用された、あいみょんの11thシングルですね。ドラマ「コントが始まる」は、売れない3人の芸人を中心に描いた物語となっております。「本当にこのまま、夢を追いかけてもいいのだろうか。」という葛藤は、ドラマに登場する人物だけでなく、本楽曲の作成者であるあいみょん自身も、強く感じていた気持ちなのかもしれません。

本楽曲は、あいみょん自身の気持ちが投影された、夢を追いかける全ての人に贈る応援歌とも呼べるような一曲となっております。聴いていると、なんだか頑張る活力をもらえる。そんな「愛を知るまでは」の魅力に、歌詞分析の観点から迫っていきます!

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はじめに

本楽曲で歌われるのは、夢に向かって進む気持ちと、夢に対する不安が葛藤する気持ちです。筆者は、この楽曲があいみょん自身をよく表しているのではないか、と感じました。

あいみょんは現在に至るまでに、きっと我々には想像できないほどの努力と、同時に挫折を味わってきたことと思います。そんな中、時には立ち止まりながらも、少しずつ夢に近づいてきて、今のあいみょんがあります。本楽曲で描かれる葛藤は、まさにそんなあいみょん自身のことが大きく関わっているのではないでしょうか。

この、「夢に向かう葛藤」に注目しながら、歌詞分析を進めていきたいと思います!

歌詞分析

いざ、手のなる方へと

導いたのは 誰でもない自分自身なのに

自信がないよ 笑っちゃうな

もたついている 空気が抜けたままの身体

あいみょん「愛を知るまでは」

ここでは、夢を追いかけることに対する不安な気持ちが描かれています。「手のなる方」とは、自分が目指した夢のことでしょう。自分自身で決めた道なのに、自信がなくなってしまう。

「本当にこのまま夢を追いかけていていいのか」という不安は、何か目標に向かって努力した経験のある人なら、非常に共感できる気持ちではないでしょうか。

そんな自分自身のことを、「空気が抜けたままの身体」と表現しています。ここでいう「空気」とは、まさに「自信」のことを比喩してると言えます。

走れど走れど続く

人生という名の死ぬまでのエピソードは

軽いままの身体では

吹き飛ばされて すぐに終わってしまうな

あいみょん「愛を知るまでは」

ここでは、そんな自信のなくなった自分自身を戒めるような気持がうたわれています。人生はとても長く、夢をかなえるための時間もまだまだあります。夢を追いかけて生きることとは、まさにとても長いマラソンを走るようなものです。

そんなマラソンを走るのに、空気=自信の抜けた「軽いままの身体」では、とても走りきることはできません。「吹き飛ばされて すぐに終わって」しまいます。このように、「自信がないなんて言ってられないんだよなぁ」と自分自身に言い聞かせるような歌詞となっています。

あー、誰にもないものを持っていたいのになぁ

無理矢理に抱きしめてた 心を今解いて

あいみょん「愛を知るまでは」

「誰にもないものを持っていたい」とは、他の人にはないような才能のことを指していると考えられます。きっと、あいみょん自身も、自分の才能を疑ってしまい、自信を無くしてしまった経験があるのでしょう。夢を追いかけるほど、自分の無力感があらわになっていくという現象は、実体験でも創作物語でも多く見られる構図ですよね。

でも、そんな夢を「抱きしめていた」、つまり捨てずに大事にしてきた今があるのです。夢を大事にし続けることは、時に辛いこともあります。だからこそ、「無理矢理に」という表現が使われているのだと思います。このあたりの表現は、あいみょんらしい豊かな感性が良く表れていると言えますね。

そんな、「無理矢理に」大事にしてきた心=夢を今解き放つ。夢に向かう道の途中、立ち止まりそうになるという「私」の葛藤が描かれています。

優しい心を持ちたいのだけれど

時にはがむしゃらに怒って 涙は真に受け止める

愛を知るまでは死ねない私なのだ!

導かれた運命たどって 今日も明日も生きていこう

あいみょん「愛を知るまでは」

夢を追いかけるうえで、いつでも「優しい心」でいられるわけではありません。時には、うまくいかずに怒りをあらわにすることもあります。悔しくて、涙を流すこともあります。このように、夢に向かって一直線!という風には、なかなか上手くいきません。しかし同時に、こういったことを繰り返して、少しずつ夢に近づいていく「私」の姿も、歌詞に表れています。

「愛を知るまでは」は、「夢を叶えるまでは」と言い換えるとわかりやすいかもしれません。(なぜ、「愛」という表現を用いたのかについては、考察にて詳しく触れたいと思います。)絶対に夢を叶えるという強い意志が、この歌詞から感じられます。

「導かれた運命」とは、自分自身が導き出した夢のことを指しているのでしょう。立ち止まりそうになりながらも、夢に向かう気持ちを奮い立たせて、「今日も明日も生きて」いくのです。

目の前に見えた星は

幾千年の輝きを失いそう

夢で終わる夢ならば

見なくていいと 自分に言い聞かせた

あいみょん「愛を知るまでは」

ここでは、挫折してしまいそうな「私」の姿が描かれています「星」に象徴されるのは、言うまでもなく私自身の夢です。「幾千年」のように長く持っていた夢も、様々な困難の前に砕けてしまいそうになります。そんな夢ならば、叶わない夢ならば、「見なくていい」と「私」は思います。

あー、まだ咲ききれない 花のような毎日だなぁ

無茶苦茶に走り続けた 身体を今休めて

あいみょん「愛を知るまでは」

「咲ききれない花」とは、いまだ夢を叶える途中にいる「私」を例えた言葉です。「無茶苦茶に走り続けた 身体を今休めて」は、1番の「無理矢理に抱きしめてた 心を今解いて」と同じような意味合いですね。ここまで無我夢中に来た道を、一度立ち止まろうとする気持ちが描かれています。

交わることのない誰かと巡り合い

無限に広がる雲に乗って 見たことのない虹を見たい

愛を知るまでは死ねない私なのだ!

導かれた運命たどって 今日も明日も生きていこう

あいみょん「愛を知るまでは」

2番のサビでは、夢を叶える過程として、「私」が思い描く景色が比喩的に描かれています。夢をかなえていく中で、多くの人と出会い、広がる世界に飛び込んで行って、見たことの内容な景色を見てみたい。まさに、夢を叶えて、何万人という観客の前で歌を披露するあいみょんの姿が重なるような描写ですね。

後半は、1番と同じ内容なので省略します!

あー、誰にもないものを持っていたいのになぁ

無理矢理に抱きしめてた 心を今解いて

優しい心を持ちたいのだけれど

時にはがむしゃらに怒って 涙は真に受け止める

愛を知るまでは死ねない私なのだ!

導かれた運命たどって 今日も明日も生きていこう

あいみょん「愛を知るまでは」

前述しているため省略します!

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考察

立ち止まってもいい。また歩き出すのなら。

本楽曲は、夢を叶えるべく奮闘する「私」の葛藤が描かれていました。このように夢を語った楽曲は、数多く見られます。そんな中、本楽曲が特異である点は、ただ単に夢に向かって走り続ける姿が描かれるのではなく、時には立ち止まりそうになる夢の過程を描いている、というところです。

「夢に向かって頑張ろうぜ!」というセリフに、時には勇気をもらえる場面もありますが、現実ではそう簡単にはいかないこともありますよね。そんな中、あいみょんが「夢」を歌った本楽曲では、一度立ち止まったり、挫折しそうになったりする「私」の姿が多く描かれていました。もちろん、他の楽曲内においても、挫折が描かれたりすることはあるのですが、ここまでフォーカスしている楽曲は珍しいのではないでしょうか。しっかりと夢を追い続けることのネガティブな面が描かれていることが、本楽曲のリアリティを高め、聴く人を引き込むような表現になっているのだと思います。

そして本楽曲は、ただネガティブなだけではありません。ちゃんと、再び歩き出すところも描かれています。何度もくじけそうになりながら、少しずつ、でも着実に夢に近づく「私」の姿が描かれている、と言えるのではないでしょうか。

「愛」という言葉に込められた意味

筆者は歌詞分析で、「愛を知るまでは」=「夢を叶えるまでは」と解釈しました。これは、アーティストとしての夢を追いかけてきた、あいみょんの姿が非常に投影されている表現であると言えます。

アーティストとしての夢とは、やはり音楽の道で成功して、多くの人に自分の楽曲を届けることでしょう。つまり、あいみょんにとって夢を叶えるとは、多くの人に自分が認められることだったのではないでしょうか。だからこそ、夢を叶えることを「愛を知る」と表現したのだと思います。「愛を知る」という表現は、まさにあいみょんの生きざまが大きく投影された表現である、と言えるでしょう。

そう考えるとこの楽曲は、「夢を叶える」という言葉の中でも、その判断基準が「他者からの評価」によるものである夢を持つ人に、特に刺さるのかもしれません。まさに、主題歌となった「コントが始まる」の3人をよく表していると言えますね。

感想

あいみょんの楽曲を分析すると、彼女の語彙量、そして完成の豊かさに驚かされます。「愛を知る」という表現もそうですが、簡単な語彙を使いながらも、なかなか他には見られないあいみょん特有の表現は、考察を進める中で、見ていてとても楽しいものでした。

夢を叶えるって、簡単なことじゃない。時には立ち止まっていい。すこしづつ、前に進もう。というメッセージが、この曲には込められていると感じました。

筆者も、これからも考察頑張っていきたいと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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それでは( ^^) _U~~

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