こんにちは!
今日は、GReeeeN(グリーン)の「流星のカケラ」を徹底的に考察し、歌詞の意味を解説します!
Amazon Originalドラマ『星から来たあなた』の主題歌である本楽曲。
当たり前に思えて当たり前じゃない毎日。
大好きな「君」との日々が描かれた本楽曲は、私たちが忘れてしまいそうな大切な気持ちを思い出させてくれます。
そんな本楽曲の魅力に、歌詞分析の観点から迫っていきます!
『星から来たあなた』とは?
Amazon Originalドラマ『星から来たあなた』は、もともと韓国で大ヒットした同タイトルドラマを日本版リメイクした作品です。
以下、日本版の簡単なあらすじをご紹介します!
主人公の東山満は、宇宙人であることを隠しながら、大学講師として地球で暮らしていた。
地球で過ごす残された時間は3か月。
帰る準備をしながら過ごしていたある日、満の住むマンションの隣の部屋に、女優である笹原椿がやってくる。
夜中に大声で歌うなど、満に怒られてしまう椿。
決していい関係とは言えない始まりを迎えた二人ですが、次第に惹かれあっていき…
3か月後には自分の星に帰ってしまう満。
2人が迎える結末とは?
宇宙人と地球人が惹かれあう、ファンタジーラブコメディ。
種族どころか、住む星すら超越した2人のストーリーが描かれた作品です。
『星から来たあなた』の主題歌である本楽曲も、「好きな人と出会えた奇跡」を宇宙に例えた表現がたくさん出てきます。
当たり前のように感じていたけど、当たり前じゃない毎日の物語。
様々な障害を乗り越え、奇跡の上に巡り合った2人の姿が感動的な楽曲となっています。
それでは、歌詞の意味を見ていきましょう!
歌詞の意味
1番
幾千の日々を過ごして
GReeeeN「流星のカケラ」-作成:GReeeeN
やっと出逢えたstory
なぜか満たされない毎日の中
煌めいた
どこに居て どこに行けば
その手を握れるの
宇宙の果ての偶然を
運命と呼ぶのでしょう

ここでは、運命とも呼べる出会いを果たした2人のことが表現されています。
“なぜか満たされない毎日の中
煌めいた”
人生という長い時の中、やっと見つけた「君」という存在。
何となく満たされなかった毎日の中、「君」という存在がぴったり心の隙間を埋めてくれました。
出会う前から、こうなることが望まれていたかのような、まさに運命とも呼べる出会いを2人は果たしたのです。
“どこに居て どこに行けば
その手を握れるの”
この歌詞は、「君」と出会う前の「僕」の気持ちになっています。
世界のどこかに、日々の隙間を埋めてくれる人がいるはずだ。
一体それは誰なんだ。どこにいるんだ。
時代や場所、何かが違えば出会わなかった2人。
様々な奇跡の上に成り立った2人の出会いは、まるで広い宇宙の中で一つの星を見付けたかのようです。
そんな運命とも呼べる奇跡を表現したのが、“宇宙の果ての偶然”という歌詞です。
時に神様ただいたずら仕掛けて
GReeeeN「流星のカケラ」-作成:GReeeeN
僕らを試すけど
それでも笑って泣いてケンカして
仲直りって手を繋ぐ距離で
なんでもない毎日が
ここでは、時には訪れる困難について描かれています。
出会いという運命を作り出した神様ですが、時にはいたずらにも思える困難を私たちに与えます。
“それでも笑って泣いてケンカして
仲直りって手を繋ぐ距離で”
神様が困難を与えたとしても、そのたびに2人は乗り越えていきます。
喧嘩をしたり、物理的に距離が離れてしまったり。
それでも2人は、時には笑い、時には泣きながらより強いきずなを作り上げていきます。
そして「僕」は、そのたびに“なんでもない毎日”を大切に思うのです。
大好きな君と歩き出そう
GReeeeN「流星のカケラ」-作成:GReeeeN
物語がはじまるさ
きっと見たこともないプロローグ
主役は君と僕だ
何億の
星の数ほどの中で
互い見つけあって
やめる時も 健やかなる時も
寄り添いあって
いくつもの時の中で出逢う
まるで2人は流星のカケラ
ここでは、運命の人である「君」とどんな時も一緒に居ようとする「僕」の気持ちが歌われています。
“きっと見たこともないプロローグ
主役は君と僕だ”
「君」と出会った瞬間から始まった2人の物語。
喜びも困難も、どのように乗り越えていくのか。
物語の台本を作り上げていくのは、他でもない2人自信です。
“何億の
星の数ほどの中で
互い見つけあって”
2人の出会いを星に例えた表現です。
当たり前に出会ったようで、実はとんでもない確率のもと出会った2人。
場所も時代も乗り越えて出会った2人は、流れ星が偶然に地球のそばを通過するかのような奇跡なのです。
これを表現したのが、“まるで2人は流星のカケラ”という歌詞です。
2番
間違いもすれ違いも
GReeeeN「流星のカケラ」-作成:GReeeeN
何度だってあるさ
心だけは離れずに
想いは距離を超えて

ここでは、距離をも超越する二人のつながりが表現されています。
時には間違いを起こしたり、考えがすれ違うこともある2人。
“心だけは離れずに
想いは距離を超えて”
お互いに離れている間は、まるで星と星が離れているほど長い距離にも感じます。
同じ地球上にいても、会えない時間に感じる孤独がそう感じさせるのです。
それでも、離れていても、「心の距離」=「君」と「僕」の想いはすぐそばにあります。
これらの歌詞には、様々な要因により身体の距離が離れてしまっても、2人の心はすぐ近くにあることが表現されています。
相変わらずなまま今日も日が暮れて
GReeeeN「流星のカケラ」-作成:GReeeeN
変わり映えしないけど
静かな横顔 そばで見てるだけで
映画のワンシーンのようさ
ここでは、当たり前の毎日すら大切に思う「僕」の様子が描かれています。
人生はいつもいつも、ドラマチックなわけではありません。
大抵の日々は変わり映えもなく、当たり前のように過ぎ去っていきます。
“静かな横顔 そばで見てるだけで
映画のワンシーンのようさ”
そんな日々でも、「君」が横に居れば、立派な映画のワンシーンになります。
1番にあった“なぜか満たされない毎日”の中では、決して感じられなかった気持ち。
「君」といれば、どんな毎日だとしても映画のようにはなやかな日々になります。
大好きな君へのセリフは
GReeeeN「流星のカケラ」-作成:GReeeeN
大事な場面で言えない
伝えきれない想いはモノローグ
主役は君と僕だ
何億の星の数以上の中で
見つけあえたから
いくつもの時を超えて出逢う
まるで2人は流星のカケラ
ここでは、映画のようにうまくはいかないこともある2人のストーリーが描かれています。
“大好きな君へのセリフは
大事な場面で言えない
伝えきれない想いはモノローグ”
映画のようにバシッと、セリフを決めることができない「僕」。
いくら映画のように奇跡的な出会いを感じていても、現実ではうまくいかないものです。
“モノローグ”は「相手なしに言うセリフ(独白)」という意味。
映画のような日々の中でも、なかなかうまく決めきれない「僕」の様子が描かれています。
“何億の星の数以上の中で
見つけあえたから”
それでも「僕」は、この出会いを大切に思います。
1番では“星の数ほどの中で”と表現されていましたが、ここでは「以上」としています。
「僕らの出会いは星の数、いや星の数以上の確立で起こった奇跡だ」といった表現ですね。
上手くいかなかったとしても、2人は出会ったということ自体が映画に描かれるような奇跡なのです。
2番以降
いつの日にか 増えていくでしょう
GReeeeN「流星のカケラ」-作成:GReeeeN
忘れられない 想い出のシーン
春も夏も秋も冬でも
永遠を願った
ここでは、当たり前のようで当たり前じゃない大切な日々のことが描かれています。
“いつの日にか 増えていくでしょう
忘れられない 想い出のシーン”
「君」と過ごす中で増えていく大切な思い出。
たとえ些細なことであっても、ふとした瞬間に心に残る記憶は、忘れることができない大切なシーンです。
当たり前に過ぎていく毎日が、当たり前じゃない大切な思い出になるのです。
そしてボクは、どんな場所、時間でも「君」とこれからも一緒に過ごすことを願います。
終わりのない 物語描いて
GReeeeN「流星のカケラ」-作成:GReeeeN
2人で気持ち重ねてく
手を握り合ったままのエピローグ
出逢えたことにありがとう
何億の
星の数ほどの中で 互い見つけあって
やめる時も 健やかなる時も
寄り添いあって
いくつもの時を超えて出逢う
まるで2人は流星のカケラ
2つの星が 離れない story
ここでは、これからも2人でいたいという「僕」の願いが描かれています。
“終わりのない 物語描いて
2人で気持ち重ねてく”
まるで映画のようだった「君」との日々ですが、いつまでも続いて欲しいと「僕」は願います。
2人の映画のラスト=エピローグは、「僕」と「君」が手を取り合って歩き出すようなイメージになりますね。
映画でいえばハッピーエンド、きっとこれからも2人はともに生きていきます。
後半の部分は前とほぼ同じなので、省略します!
考察
当たり前の日常の大切さを描いた楽曲

本楽曲に描かれたのは、「当たり前に思えて、当たり前じゃない毎日」でした。
このことについて、GReeeeNは次のようにコメントしています。
石器を持った人間がウッホウッホと出てきて200万年、今や地球号は約80億人近くの人口がいます。そんな中、偶然にも!この時代で、想いあえる人に出逢える確率たるや、、宇宙の果てで星と星が出会うようなもの。昔の人は言いました。「それはきっと運命です。」
当たり前かのような顔して過ぎていく日々の中、ココロ煌めいたあなたという特別と紡ぐ、当たり前じゃない毎日の物語。
そんな想いを込めた「流星のカケラ」、ドラマ「星から来たあなた」とともに愛していただければうれしいです。
https://www.musicman.co.jp/artist/453859 より引用(2月27日閲覧)
私達が何気なく過ごす日常と、その中で出会った大切な人。
確かに、考えてみると大変な確率です。
全人類約80億人、人類の出現から約200万年。たまたまこの場所、この時代に出会えたこと。
場所だけで考えれば地球の中のことでも、時代も併せて考えると、その確率はまるで無限に広がる宇宙の中で、2つの星が巡り合うかのような困難さを持ちます。
大切な誰かとたまたま出会えたこと、当たり前に思えて全然当たり前じゃありません。
本楽曲が描いていたのは、そんな当たり前を大切に思う感謝の気持ちでした。
だからこそ、偶然にも「君」と出会えた日々は、まるで映画のように光り輝くのです。
映画に例えた表現の数々
本楽曲では、2人のことが映画に例えられて表現されていました。
「プロローグ」「モノローグ」「エピローグ」などは分かりやすいですね。
2人の出会いからこれからまで、映画の用語を用いて聴き手に想像させるワードチョイスです。
映画に例えた理由としては、やはり「当たり前じゃない日常」を表現したかったからだと思います。
日常の中で、映画のようにドラマチックなことはそうそう起こりません。言うなれば映画は、非日常を描くものです。
つまりこの楽曲の描いた主題とは、「君といることで、毎日が非日常になる(当たり前じゃなくなる)」だったと考えられます。
それは当たり前のように毎日そこにありますが、考え方を変えてみれば、そんな当たり前は非常にありがたく、当たり前とは思えてこなくなります。
楽曲を聴く我々自身も、「君」に相当するような人がいるにしろいないにしろ、何かしら日常の中に感謝すべき対象があるはずです。
学校、職場、友達、家族、恋人。毎日そこにあったとしても、それらはとんでもない確率のもと、たまたま巡り合えたのです。
日常に対する感謝、本来であれば割と当たり前というか、誰しも持つはずの感情です。
しかし、人は時にそんな気持ちを忘れてしまうものです。
この楽曲は、そんな日常に対する感謝の気持ちを思い出させてくれます。
筆者の感想
日常の中って、本当は感謝すべきことがたくさんあるはずなのに、悪いこと、嫌なことばかり印象に残って、感謝の気持ちを忘れがちですよね。
本楽曲では「君」という明確な人物が描かれていましたが、私たち一人一人に、何か感謝すべきものがあるのではないでしょうか。
そもそも、生まれてきたこと自体、本来感謝すべきなのかもしれません。
ここまで読んでくださった画面の前のあなたとの出会いもまた、私にとってかけがえの無い日常です。
それでは、いつも言っている内容ですが、今回は特別の感謝を込めて…
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それでは(@^^)/~~~
コメント