【歌詞の意味】緑黄色社会「Mela!」のここがすごい!「僕だってヒーローになりたい!」、そんな気持ちを表現!

【歌詞の意味】緑黄色社会「mela!」のここがすごい!歌詞の意味

こんにちは!

今日は、緑黄色社会の「Mela!」を徹底考察し、歌詞の意味を解説していきます!

自分に自信がない、だけど僕だってヒーローになりたい!

そんな熱い衝動を描いた本楽曲から、勇気をもらえること間違いなし!

本楽曲の魅力に歌詞分析の観点から迫ります!

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僕だってヒーローになりたい!

緑黄色社会のVoである長屋晴子は本楽曲について、『ふとメラメラっと沸き起こる、「今だ!」という衝動をそのまま楽曲にした』と言っています。

タイトルである「Mela!」は、まさにそんな様子を表現したものであると言えるでしょう。

また、本楽曲のミュージックビデオは、オオカミが主人公になっています。さまざまな物語で悪役として表現されるオオカミですが、そんな彼が「自らの運命を変えていく様子」が描かれています。

本楽曲の説明について、詳しくは、以下のページを参考にしましたので、ご参照ください!(2021年8月19日閲覧)

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緑黄色社会の新曲「Mela!」が、ダリヤ"パルティ カラーリングミルク"CMソングに起用されることが決定した。   イメージキャラクターである女優、玉城ティナが

本楽曲でも、「僕」が自分を変えようと勇気を出す様子が描かれています。

「僕」の変化に注目しながら、歌詞の意味を見ていきましょう!

歌詞の意味

1番

今なんじゃない?
メラメラとたぎれ
眠っているだけの正義
こんな僕も君のヒーローになりたいのさ

緑黄色社会「Mela!」ー作成 長屋晴子、小林壱誓
メラメラと燃える炎の中にいる女性

ここでは、本楽曲の主題となる「僕」の衝動が描かれています。

歌詞はいきなり、”今なんじゃない?”と突拍子無く始まります。まさに、「僕」の衝動的な気持ちが表れた表現と言えます。

とはいいつつも、”今なんじゃない?”とは、少し頼りなさも感じます。「今だ!」くらいに言いきってくれればいいのですが…

後の歌詞でわかるのですが、「僕」の自分自身に対する評価は、「頼りない」です。

自信がない「僕」が、思わず衝動に駆られてしまって出た言葉。それが、”今なんじゃない?”だったのです。

”メラメラとたぎれ 
眠っているだけの正義
こんな僕も君のヒーローになりたいのさ”

という歌詞は、僕の中にかすかにあった「ヒーローになりたい!」という気持ちが、炎のように燃え上がっている様子を表しています。

自信のない「僕」でしたが、心の中では正義の心が眠っていたのです。そんな衝動があふれそうになっているのが、まさに「今」なのです。

かっこいい君には
僕じゃ頼りないのかなんて
そりゃそうだよな
だって今もこうして迷ってる

緑黄色社会「Mela!」ー作成 長屋晴子、小林壱誓

ここでは、「僕」の自信がない様子が描かれています。

”かっこいい君には
僕じゃ頼りないのかなんて”

「君」という存在は、「僕」にとってかっこいい、頼りになるヒーローのような存在として描かれています。

そして、そんな「君」に対して、「僕」は「頼りない」と感じています。

”だって今もこうして迷ってる”

という歌詞からも、なかなか踏み出せない「僕」の自信のなさが伝わってきます。

冒頭の”今なんじゃない?”にみられた自身の無さは、こういったところからきているのかもしれません。

手を取ってくれないか
ギブとテイクさ
君が僕のヒーローだったように

緑黄色社会「Mela!」 ー作成 長屋晴子、小林壱誓

ここでは、「君」のヒーローになりたい僕の気持ちが描かれています。

”ギブとテイクさ
君が僕のヒーローだったように”

という歌詞からは、「君」に「僕」が頼ってきたように、「僕」も「君」にとってのヒーローになりたい!という衝動が見て取れますね。

今なんじゃない?
メラメラとたぎる
こんな僕にも潜む正義が
どうしようもない衝動に駆られて
ほら気付けば手を握っている
いったいぜんたい
そんなに荷物を背負い込んでどこへ行くの
ねえねえ待って僕にちょっと預けてみては?

緑黄色社会「Mela!」 ー作成 長屋晴子、小林壱誓

ここでは、最初に描かれたような、「僕」の衝動が再び歌われています。

”どうしようもない衝動に駆られて
ほら気付けば手を握っている”

これまでは自信がなかった「僕」が、「ヒーローになりたい=『君』に頼られたい」という衝動に駆られて、思わず「君」の手を取ってしまう様子が描かれています。

眠っていた正義が、ついに目を覚ましました。

”そんなに荷物を背負い込んでどこへ行くの
ねえねえ待って僕にちょっと預けてみては?”

そしてこの歌詞から、「僕」がなぜそんな衝動にかられたのかがわかります。

荷物に例えられたのは、責任やプレッシャーのことでしょう。
「君」は、すべての荷物を一人で抱え込んでいます。

そして「僕」は、その荷物を少し預けてほしいと言います。

これらの歌詞は、「君」の役に立ちたいという「僕」の気持ちが現れた歌詞であると言えます。

2番

信じてばかりの僕と
信じることが怖い君と
どちらが正しいのかなんて
誰にも分らないさ
僕らだけの世界
ギブとテイクさ
補い合えた暁には同じ夢を見たい

緑黄色社会「Mela!」 ー作成 長屋晴子、小林壱誓
自転車で並走する二人

ここでは、「君」と「僕」が、同じ立場で補い合いたいという気持ちが表現されています。

”信じてばかりの僕と 
信じることが怖い君と”

これは、「頼りない僕」「かっこいい君」を言い換えた言葉です。

先ほどまでは、「君」の様子は「かっこいい」などを用いてプラスに表現されていましたが、ここでは「信じることが怖い」とマイナスに表現されています。

”どちらが正しいのかなんて
誰にも分らないさ”

「君」は確かにかっこいいけど、信じることが怖いともいえる。どちらが正しいのかなんて、わからない。
だから、頼りない「僕」にも、少しは頼ってほしい、という説得のような意味が込められた歌詞になっています。

これらの歌詞からは、今までの「君」がリードしていただけだった関係性から、お互いが平等な関係性に変わりたいという「僕」の気持ちが伝わってきます。

2番以降

君はかっこいいと苦しめて
ひとりぼっちにさせたのは
すこし僕のせいなんだよなごめんね
だけど見るべきはリアルだ
今こそ僕が救けるんだ
抱えないで信じて頼ってほしいんだ

緑黄色社会「Mela!」 ー作成 長屋晴子、小林壱誓

ここでは、「君」と同じ立場で「君」の力になりたいという「僕」の気持ちが描かれています。

ここで「僕」は、「君」に今までいろんなものを背負わせてしまっていたのは、「僕」にも原因があると考えます。

今までの自信のなかった「僕」のせいで、「君」を苦しめていたと今までの自分を反省しているのです。

”だけど見るべきはリアルだ
今こそ僕が救けるんだ
抱えないで信じて頼ってほしいんだ”

この歌詞からは、今までの自分を変えようとする「僕」の決意が伝わってきます。今まで「君」を苦しめてきた分、今度は助けてあげたい。

これらの歌詞から、湧き上がってきた衝動が「僕」を突き動かし、少しだけヒーローに近づいて行っていることがわかります。

今なんじゃない?
メラメラとたぎる
こんな僕にも潜む正義が
どうしようもない衝動に駆られて
ほら気付けば手を握っている
ほっておけない
そんなに荷物を背負い込んでどこへ行くの
ほんのちょっと僕にちょっと預けてみては?
こんな僕も君のヒーローになりたいのさ

緑黄色社会「Mela!」 ー作成 長屋晴子、小林壱誓

ほぼ同じ内容になるため、省略します!

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歌詞考察

「僕」に潜んでいたもうひとりの「僕」

鏡に映る自分を見つめる女性

本楽曲で象徴的だったのは、ふたりの「僕」が表現されていた点です。

ひとりは、「君」に頼ってしまう自信のない「僕」。もうひとりは「君」を助けたいという衝動にかられた「僕」です。

視点人物である「僕」は、自分に自信がなく、ある種弱い人間として描かれます。

そんな「僕」が自分を変えようとする様子は、聴き手である我々に勇気を与えてくれました。

また、衝動とはいっても、「君を助けたい」という気持ちは突然湧いて出てきたものではありません。
”こんな僕にも潜む正義が”という歌詞にあるように、今まではできなかっただけで、ずっと眠っていた気持ちだったのです。

つまりこの楽曲で言うところの衝動とは、実際に行動に移す勇気であると言えます。

『ふとメラメラっと沸き起こる、「今だ!」という衝動をそのまま楽曲にした』と最初に紹介しましたが、ここで言う「今」とは、眠っていたもう一人の自分が目覚める瞬間であると言えるのではないでしょうか。

「頼りない」からこそ生きる僕の決意

ここでは、「僕」の弱さにもう少し焦点を当ててみます。

楽曲中で「僕」は自分を変えようと勇気を出していたのですが、ところどころ頼りない面が残っていました。

”今なんじゃない?”という歌詞もそうですし、「全部任せろ!」とは言わず、”ほんのちょっと僕にちょっと預けてみては?”と控えめに言ってみたりしています。

これは、この楽曲が描きたかったのが「衝動がわいた瞬間」であったからではないかと考えられます。

何事も「最初の一歩」を踏み出すことは怖いものです。何かを変え始めようとするとき、人は勇気を必要とします。それこそ、「僕」のように頼りない人物にとってはなおさら勇気が必要だったでしょう。

確かに「僕」はまだ少し頼りないですが、この楽曲で確実に変化への一歩を踏み出しました。

「僕」が頼りない人物として描かれることで、「衝動がわいた瞬間」という臨場感を生み出しているのではないでしょうか。

筆者感想

明快なストーリーと歌詞でありながらも、奥深さもある楽曲でした。

「僕」の人物像の表現が巧みで、自然と楽曲世界に溶け込んでいたところが素晴らしいと感じました。

これからも注目していきたいアーティストですね!

本記事のご意見、ご感想などは、ぜひコメント欄までお願いします!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

それでは( ^^) _U~~

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